イタリア万年筆の恩師、ダンテ・デル・ヴェッキオ氏


イタリア万年筆のイロハを教えてくれた ビスコンティの創業者ダンテ・デル・ヴェッキオ。

 万年筆収集家でもある彼のプライベート・レッスンは いつもフィレンツェの貴族の城を改築した

ビスコンティ社の コレクション・ルームで。

彼のアンティークのコレクションを見ながら、昔の吸入式システムの仕組みや、トラベル・インク・ポットなどの特許をとった商品のアイディアなど説明を聞く。まさに至福の時。

そんな経験が、今の仕事にとても大きな財産になっている。 

2006年、日本の天皇陛下も宿泊したヴィラコーラ・ホテルで 世界のビスコンティ輸入代理店

を集めたブランド・ディレクション・ミーティングに出席した際に奥様と三人の記念ショット。

 いい思い出です。

15年間、ずっと見続けた恩師の背中とビスコンティの商品。 今も、お客様の希望があれば

弊社もビスコンティを国内仕入れして 販売している。

個性的な宝飾にも負けないような重厚なコレクションも・・・・ある。

2013年より高級機械式時計市場にも参入。 (なぜか万年筆ブランドは、みんな時計を目指す・・

不思議^^:) 

2015年にはバーゼルで本格的なブースを構えた。 当時、私はスイス時計ブランド、エベラールの担当もしていたので バーゼルではビスコンティのブースも表敬訪問。 久しぶりの再会を祝して記念撮影。

みんな、いい笑顔。当時の営業部長のロベルトも一緒に。


・・そして、2016年12月。その恩師、ダンテ・デル・ヴェッキオ氏が ビスコンティ社を去った。

低迷するEUの中でも、とりわけ苦しんでいるイタリア市場。

大資本グループの傘下に属する事になったビスコンティの今後を静かに期待する。

モノづくりに対する情熱を失わずに・・潤沢な資金を使って、魅力ある製品をまっとうな価格で販売してほしいと願うばかりです。


Viaggiatore  〜 人 x 旅 x モノ ...& SOTRY

「物語」のあるモノたちに囲まれた 「今より少しだけ”上質な暮らし”」の提案